知多半島への旅行を計画するとき、宿泊先に民宿を検討する方は多いのではないでしょうか。ホテルとは違い、地元の食材を使った食事やアットホームなもてなしを楽しめるのが民宿の魅力です。この記事では、知多半島エリアで民宿を選ぶ際のポイントや、エリア別のおすすめの宿をご紹介します。初めて知多半島を訪れる方も、リピーターの方も、ぜひ宿選びの参考にしてください。
知多半島で民宿を選ぶポイント

知多半島の民宿を選ぶ際は、いくつかのポイントを押さえておくと失敗が少なくなります。ここでは4つの視点から選び方をご紹介します。
食事の内容で選ぶ(海の幸・ふぐ・しらすなど)
知多半島の民宿は、漁師や元漁師が営む宿が多く、食事のクオリティにこだわりたい方にぴったりです。冬場はふぐ料理、通年ではタコ料理やしらす料理が名物となっている宿が目立ちます。事前にどんな食材が名物かを確認しておくと、旅の満足度が高まるでしょう。
立地・アクセスで選ぶ(本土か離島か)
知多半島の民宿は、南知多町本土のほか、日間賀島や篠島といった離島にも点在しています。離島の宿は船でのアクセスが必要になるため、港からの送迎の有無や船の最終便時刻を確認しておくことが大切です。
料金相場を知っておく
民宿の宿泊料金は、素泊まりであれば比較的リーズナブルですが、伊勢海老やふぐなどの豪華食材を使ったプランになると料金が上がる傾向にあります。予算に応じてプラン内容を比較検討しましょう。
貸切風呂・大浴場・送迎など設備で選ぶ
民宿によっては、部屋にお風呂やトイレがなく共同利用となる場合があります。貸切風呂や展望風呂、無料送迎の有無なども宿によって差があるため、事前にチェックしておくと安心です。
【南知多町本土エリア】内海・片名・師崎の民宿
南知多町本土のエリアには、知多半島の先端や西海岸に位置し、漁師宿ならではの活きた魚料理を味わえる宿が揃っています。
海の幸 魚虎(内海)

海の幸 魚虎は、南知多町内海にある家族2人で営む小さな飲食店兼民宿です。先代が魚屋を始めたのがルーツで、40年以上にわたり店を受け継いでいます。1階は活魚料理の飲食店、2階は座敷になっており、宿泊者は最大3〜4組まで、貸し切りであれば約25名まで利用できます。お部屋にお風呂はなく、近くの天然温泉にチケットをつけて案内してもらえるスタイルで、15時から22時の間に1回入浴が可能。タオル・バスタオルの貸し出しもあります。
お食事は活け魚料理が中心で、海鮮お奨めプランでは刺身をはじめとした海鮮づくしが楽しめるほか、冬場はてっさ・てっちり・焼きふぐ・唐揚げ・白子焼きなど、ふぐのフルコースを堪能できます。名鉄内海駅から徒歩5分、海水浴場まで徒歩15分の立地で、コンビニやスーパーも徒歩10分圏内にあり便利です。
住所:愛知県知多郡南知多町大字内海字中ノ郷112-3
電話番号:0569-62-0395
公式サイト:http://www.uotora.net/
松新(片名・新師崎)

松新は、知多半島先端の新師崎に位置する崎っぽ料理の民宿です。代々漁師の家系が営んでおり、宿泊は家族連れから50名様までの宴会に対応できる規模。お風呂はアルカリ風呂「普賢風呂」で、有料の貸切カラオケルームも備えています。お食事の主役は「崎っぽ料理」と呼ばれる、生け簀に活かした地元の魚貝類を使った料理で、一本釣りの魚やとらふぐ、タコ、穴子、鱧、大アサリ、伊勢エビ、あんこうなど、四季を通じて豊富な食材が並びます。
特に師崎伝統の漁師料理「みそ焼き」や「大アサリご飯」が好評です。宿泊者向けの豪華大型乗合船を2隻所有しており、気軽な船釣り体験や、生け簀の食材を使った船上バーベキューも楽しめます。
住所:愛知県知多郡南知多町片名新師崎16-7
電話番号:0569-63-1173
公式サイト:https://matsushin.net/
民宿大友(片名・新師崎)

民宿大友は、南知多師崎エリアの新師崎で営業する魚料理・ふぐ料理の民宿兼食事処です。2階建てでエレベーターはなく、部屋にトイレ・お風呂はついていないため、トイレ・お風呂・洗面所は共同利用となります。鍵付き・鍵無しの部屋があり、部屋の指定はできませんが、有料の貸切カラオケルームも用意されています。
宴会等で空きがない場合は部屋食での対応となる場合も。お食事は素材を活かしたシンプルな魚料理が中心で、ふぐ料理・たいしゃぶ・たこしゃぶも味わえ、特に冬場はふぐ料理が人気です。ランチ利用も可能で、釣舟の手配もしてもらえます。学生の合宿利用も歓迎されています。
住所:愛知県知多郡南知多町大字片名字新師崎7-4
電話番号:0569-63-0266
公式サイト:http://www.oyado-ohtomo.com/
公式Instagram:@ohtomo_morozaki
羽豆屋(師崎)

羽豆屋は、師崎港の目の前に位置する活魚料理の民宿です。総部屋数は3室と小規模で、各部屋にはテレビ・電話・歯磨きセット・タオル・浴衣が備え付けられています。お食事は魚市場で若女将が旬の魚介を厳選し、家族みんなで調理するスタイル。
素材本来の美味しさを活かした料理を提供しています。恋愛のパワースポットとして知られる羽豆神社のすぐ近くにあり、日間賀島や篠島への交通の便も良い立地です。
住所:愛知県知多郡南知多町大字師崎字的場1-2
電話番号:0569-63-0794
公式サイト:https://minshuku-hazuya.com/
【日間賀島】たこ・ふぐが自慢の民宿
「多幸(たこ)の島」「福(ふぐ)の島」として知られる日間賀島には、数多くの民宿が軒を連ねています。ここでは、日間賀島観光ナビ(日間賀島観光協会公式サイト)や各宿の公式サイトで営業状況を確認できた宿をご紹介します。
民宿うえの荘

粋な男の料理宿として知られる民宿うえの荘は、漁師の主人が獲った新鮮な海の幸を味わえる宿です。お部屋は全て冷暖房完備のバス・トイレなしの和室で、広々和室15畳の部屋は1室6名まで利用可能。お風呂は男女各1か所ずつで、共同洗面台が用意されています。
お食事は定番海鮮コースのほか、新鮮な刺身の盛り合わせが自慢。日間賀島は魚介類の宝庫で、しらすやタコ漁、大アサリ、冬はふぐなど四季折々の海の幸が水揚げされ、ふぐの時期(10月〜3月)には遠方からも食通が訪れます。設備面はシンプルですが、その分お料理でおもてなしをしてくれるのが魅力です。
住所:愛知県知多郡南知多町日間賀島亀井戸1
電話番号:0569-68-2669
公式サイト:https://uenosou.com/
蔵の宿 民宿すぎ浦

蔵の宿 民宿すぎ浦は、名物のタコをはじめ、ふぐ、アワビ、伊勢エビなど絶品の食材を味わえる民宿です。お風呂は「艶花の湯」と「さくらの湯」の男女各1つで、にごり湯の人工温泉(活性石温泉)を24時間いつでも利用できます。
お食事は主人が獲れたての魚介を食事の直前にさばくスタイルで、新鮮さが自慢。10月〜3月の冬季限定では、上品な甘みと旨味が特徴のふぐ料理のコースも味わえます。西港から徒歩約3分とアクセスも便利です。
住所:愛知県知多郡南知多町日間賀島小谷30-4
電話番号:0569-68-2648
公式サイト:https://himaka-sugiura.com/
島の宿 あじ浜

島の宿 あじ浜は、小さな島の宿ならではの温かいおもてなしと、新鮮で旬な海の幸を使った料理が自慢の民宿です。お部屋は海側の部屋(トイレ・洗面台付き)を含む複数タイプがあり、人数に応じて案内されます。
お食事は伊勢海老のお造りが付く海の幸プランが人気で、お子様連れのファミリーには、おもちゃやイスの貸し出しなど各種お子様用グッズも用意されています。河和港から高速船で約20分でアクセスできる立地です。
住所:愛知県知多郡南知多町日間賀島上海76
公式サイト:http://yado-ajihama.com/
KINOSUKE(きの助)

KINOSUKE(きの助)は、島のサウナを取り入れた新しいスタイルの宿です。客室は全9室の純和室で、窓からは高い空と海が眺められます。お風呂は北海道長万部の名湯の原石を使用した「炭酸カルシウム温泉」を採用。
サウナはフィンランドのサウナストーンを積んだ特注の対流式ストーブで、95〜105度に温度設定されており、外気浴スペースからは伊勢湾に沈む夕陽を望めます。お食事は五感すべてを生かした彩り豊かな心尽くしの海鮮料理で、「タコとフグの島」ならではの通年楽しめるタコと、冬の王様と呼ばれるフグが名物です。食事処にはDJブースとサウンドシステムも完備されています。
住所:愛知県知多郡南知多町日間賀島浪太56
電話番号:0569-68-2448
公式サイト:https://kinosuke-himaka.com/
吉浜荘

吉浜荘は、西港から徒歩1分の立地にある民宿です。3階は10名様から貸切利用ができ、グループでの宿泊にも対応しています。
お風呂は貸切風呂を完備。お食事はリーズナブルな価格帯の魚介類プランが中心で、お造りやたこなど新鮮な海の幸を味わえます。館内から見える「ハイジのブランコ」と呼ばれる絶景スポットも人気です。
住所:愛知県知多郡南知多町日間賀島西浜33
電話番号:0569-68-2332
公式サイト:https://yoshihamasou.jp/
島別荘 悠月

島別荘 悠月は、日間賀島の高台に建つ大人の隠れ宿です。1日5組限定のおもてなしで、客室は全5室すべてにウッドデッキと露天風呂を完備。乳白色のシルキーバスで癒しのひとときを過ごせます。外観は昔の漁師小屋をイメージし、館内は珪藻土と白木で統一された明るく落ち着いた空間です。
お食事は季節の旬の島の幸を活かした朝食・夕食が特色で、伊勢湾や三河湾、篠島までを見渡す絶景とともに味わえます。
電話番号:0569-68-3015
公式サイト:http://shimabessou-yuduki.com/
御やど乙姫

御やど乙姫は、西港の目の前に位置する「夕陽と語らいの宿」です。2025年10月には8階の客室がリニューアルされ、ファミリールームを除き禁煙となりました。展望大浴場からは三河湾に沈む夕陽を一望でき、海水浴場も目の前という好立地です。1階には食堂が併設されており、刺身・たこぶつ・大あさり焼きなど、島ならではの一品料理も味わえます。タコの丸茹でやかき揚げも名物です。
住所:愛知県知多郡南知多町日間賀島西浜12
電話番号:0569-68-2107
公式サイト:http://otohime.net/
小浜荘
小浜荘は、目の前の魚と人情味あふれるおもてなしが自慢の民宿です。島周辺で獲れる魚介類を食卓に並べており、宿泊料金が10,000円以上のプランでは各部屋に活蛸の刺身がサービスされます。10月から3月まではふぐ料理も味わえ(要予約)、口コミではワタリガニやふぐ刺し、ふぐの唐揚げ、タコの丸茹で、伊勢海老の刺身なども提供されている様子がうかがえます。
住所:愛知県知多郡南知多町日間賀島小谷34
電話番号:0569-68-2501
公式サイト:http://www.kohamasou.com/
民宿栄昇

民宿栄昇は、新鮮な海の幸と家庭的なおもてなしが自慢の民宿です。お風呂は貸切での利用も可能となっています。宿の特徴として、高速船を自前で所有しており、海上タクシーや篠島周辺までの海上周遊クルージングを運行している点が挙げられます。仲間だけの貸切でキャプテンと会話をしながら島巡りを楽しめるのも魅力です。
電話番号:0569-68-2969
公式サイト:http://m-eisyo.com/
島宿うみどり

島宿うみどりは、1日5組限定のおもてなしで、客室は全室に露天風呂が付いているのが最大の特徴です。最新の空気清浄機と、換気機能付きのエアコンを全室に配備するなど、快適に過ごせる工夫がされています。
お食事は三河湾の海の幸を活かした料理で、冬の味覚であるとらふぐを使ったてっさ(ふぐ刺し)やてっちり(ふぐ鍋)、12月からは濃厚な白子も味わえます。
住所:愛知県知多郡南知多町日間賀島常山23-1
電話番号:0569-68-3001
公式サイト:https://umidori.net/
定屋

定屋は、一年を通して新鮮な魚介類を用意している民宿です。夏は海水浴を楽しんだ後の家族利用に、冬は忘年会・新年会の宴会利用にも対応しており、10月から3月までは自慢のフグ料理を味わえます。自分の家にいるようなくつろげる空間が魅力とされている宿です。
電話番号:0569-68-2373
公式サイト:http://www.sadaya.net/
島宿すゞ喜

島宿すゞ喜は、漁師の島にたたずむ小さな隠れ宿です。派手さはありませんが、癒しをコンセプトにしたアットホームな雰囲気で、静かに島時間を過ごしたい方に向いています。詳細な部屋数やお食事内容については、ご予約時に直接お問い合わせいただくことをおすすめします。
電話番号:0569-68-2644
公式サイト:https://www.suzuki-shimayado.com/
民宿なぎさ

民宿なぎさは、西港から徒歩4分の場所にある民宿です。新井浜漁港を一望できる立地で、海水浴場までは徒歩5分、釣り場も目の前にあります。お食事は新鮮な魚貝類を使った料理が用意されており、漁港のすぐそばという立地を活かした鮮度の良さが自慢です。
電話番号:0569-68-2062
公式サイト:http://www.nagisa-n.com/
民宿すずらん

民宿すずらんは、ざっくばらんでアットホームな雰囲気が魅力の民宿です。1年を通じて四季折々の料理を楽しめるほか、「釣船すずらん」による釣り体験も可能で、ご家族やグループでの利用に向いています。
電話番号:0569-68-2033
公式サイト:http://himaka-suzuran.com/
【篠島】しらす・穴子・ふぐが自慢の民宿
篠島は、しらすの漁獲量日本一を誇るほか、穴子やふぐも名物の島です。
四季旬彩 海鮮とふぐの宿 潮幸

四季旬彩 海鮮とふぐの宿 潮幸は、地元市場からの直仕入れにこだわる民宿です。総部屋数は6室で、お風呂は24時間いつでも利用可能。お食事は篠島名物のしらすやタコに加え、10月〜3月限定のふぐコースが充実しており、てっさ・てっちり・てっぴ・ふぐ唐揚げの定番に篠島名物のタコ茹でが付きます。
生白子・焼き白子も選べるほか、ヒレ酒用のヒレを贅沢に2枚提供するのも特徴です。篠島海水浴場まで徒歩10分の立地で、チェックインは15時から22時まで対応しています。
住所:愛知県知多郡南知多町篠島浦磯1-30
電話番号:0569-67-2820
公式サイト:https://shiosai-shinojima.com/
あなごの宿 三船亭

あなごの宿 三船亭は、店主の天野さんとその先代も元穴子漁師という、穴子を知り尽くした料理宿です。3つの貸切風呂は予約不要で、6:30〜9:30と16:00〜22:00の時間内であれば空いている時に自由に利用できます。
お食事処はテーブル席で、館内には切り絵作家・山崎修さんの作品も飾られた和モダンな空間です。一番人気の「穴子膳」は、名物の一本寿司をはじめ、刺身、白焼き、骨せんべい、肝煮など8種類の調理法で穴子を味わえるほか、春は地魚、夏は鱧、秋冬は河豚と、季節ごとの旬の魚介も楽しめます。
住所:愛知県知多郡南知多町篠島赤石28
電話番号:0569-67-2241
公式サイト:http://www.mifunetei.com/
民宿妙子

民宿妙子は、リーズナブルな価格で新鮮な海の幸を味わえる島民宿です。お食事は名物のゆでタコ料理や冬のふぐ料理が中心で、生のしらす、釜揚げしらす、しらすの佃煮など、しらす料理のバリエーションも豊富です。
口コミでは、家族風呂のようなゆったりとしたお風呂や、廊下の冷蔵庫から自由に飲み物を取り出せるサービスも紹介されています。
住所:愛知県知多郡南知多町篠島神戸230
電話番号:0569-67-2756
公式サイト:https://sinojima-taeko.com/
民宿富士

民宿富士は、現役漁師の主人が営む人情味あふれる宿です。お部屋にはテレビ・湯沸かしポット・お茶セット・個別空調が備え付けられています。お風呂は貸切風呂で、一組ごとにお湯を入れ替えるこだわりよう。
お食事は生け簀から取り上げてすぐに調理するとらふぐ料理が自慢で、伊勢海老のお造りや篠島名物のしらす天ぷら、丸茹でタコ、大あさり焼きなどが並びます。朝食は焼き魚とつくだ煮を中心にした島の和朝食です。篠島港からの送迎にも対応しており、目の前にはサンサンビーチと呼ばれる海水浴場が広がっています。
電話番号:0569-67-2032
公式サイト:http://shinojima-fuji.com/
知多半島の民宿に泊まる際の注意点
予約時に確認しておきたいこと
離島の民宿は部屋数が少ないため、繁忙期は早めの予約が必須です。また、部屋にお風呂やトイレがない民宿も多いので、共同設備かどうかを事前に確認しておきましょう。クレジットカードが使えない宿もあるため、支払い方法も合わせてチェックすることをおすすめします。
繁忙期(夏休み・連休)の予約タイミング
夏休みや連休、冬のふぐシーズン(10月〜3月)は特に予約が集中しやすい時期です。日間賀島や篠島へは高速船でのアクセスとなるため、最終便の時刻もあわせて確認し、余裕を持った旅程を組むと安心です。
知多半島で民宿に泊まるなら、エリアと目的に合わせて選びましょう
知多半島には、南知多町本土から日間賀島、篠島まで、個性豊かな民宿が数多く点在しています。伊勢海老やふぐ、タコ、しらすといった旬の海の幸を味わえるのはもちろん、貸切風呂やサウナ、露天風呂付き客室など、宿ごとに異なる魅力があります。アクセスのしやすさや設備、料理の内容を比較しながら、ご自身の旅の目的に合った一軒を見つけてみてください。



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