知多半島の夏といえば花火大会を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は各市町には地域密着の盆踊りや伝統行事が数多く残っています。子どもと一緒に楽しめる縁日から、山車が主役になる半田の盆踊り、竹灯籠が灯る知多市岡田の街並みまで、知多半島の夏は驚くほど表情豊かです。
この記事では、2026年の開催情報を市町別にまとめました。お住まいの地域の夏祭りはもちろん、まだ知らない知多半島の一面との出会いにもぜひ役立ててください。
東海市の夏祭り・盆踊り
東海市では、名鉄太田川駅前と名和地区という2つのエリアで、趣の異なる夏の盆踊りが楽しめます。駅前は華やかなステージ企画付きで、アニメソングに合わせて誰もが踊りの輪に加われる賑やかな雰囲気。一方、地域の小学校を会場にした名和地区の祭りは、地元の子どもたちが主役の手作り感あふれる催しです。同じ東海市でも会場によって全く違う夏の一夜を過ごせるのが魅力です。
第6回 太田川駅前大屋根BONおどり大会

盆踊り愛好団体「盆おどら~さのよいよい」による盆踊り大会が、名鉄太田川駅前西側大屋根広場で開催されます。「夏始めの盆踊り」として毎年この時期に行われており、今回で第6回を迎えます。アニメソングや歌謡曲を中心に踊るため、盆踊りに馴染みが薄い方や、伝統的な音頭に自信がない方でも参加しやすいのが特徴です。見よう見まねで輪に加わるだけでも十分楽しめます。
盆踊りの前には太鼓や歌も参加できるステージ企画が組まれており、太鼓をたたいたことがない方でも気軽に挑戦できます。浴衣を着て雰囲気を楽しむのはもちろん、見よう見まねで踊りの輪に加わってみるのもおすすめです。会場は駅前の大屋根広場のため雨天でも過ごしやすく、電車でのアクセスも良好です。
| 開催日 | 2026年7月11日(土)・12日(日) |
| 時間 | 17:00~20:30(盆踊りの前に各種ステージ企画あり) |
| 場所 | 名鉄太田川駅前西側大屋根広場(東海市大田町後田52) |
| 主催 | 盆踊り「BON和連」 |
| アクセス | 名鉄名古屋本線「太田川」駅下車すぐ |
名和地域夏祭り!盆踊り!大会
東海市立緑陽小学校を会場に開催される、地域のつながりを深めることを目的とした夏祭りです。地元中学生が司会を務め、総勢275名もの地域住民がイベントに出演する、まさに手作りの祭りとなっています。メインステージには盆踊りの踊り手が約40名参加予定で、地域ぐるみで作り上げる一体感が魅力です。
盆踊り以外にも、グルメのキッチンカーが20台集結するほか、賞品がもらえるフォトコンテストも開催され、写真好きの方にも楽しめる内容です。当日、浴衣・甚平で参加すると先着でドリンクがもらえるサービスもあるため、涼しい装いで訪れるとより夏祭り気分を味わえるでしょう。地域の学校が会場になっている分、子ども連れでも参加しやすい和やかな雰囲気が漂います。
| 開催日 | 8月3日(土) |
| 時間 | 16:30~ |
| 場所 | 東海市立緑陽小学校(東海市名和町石谷80) |
| 特典 | 浴衣・甚平で参加すると先着でドリンクプレゼント |
大府市の夏祭り
知多半島の北部に位置する大府市では、JR大府駅東口ロータリー周辺を舞台に、市を代表する大規模な夏祭りが開催されます。地元の自治区やコミュニティ団体など、多くの地域住民の力が結集した2日間で、大府市の夏の風物詩として長年親しまれてきました。
第45回大府夏まつり

大規模な盆踊りと多数の夜店で賑わう、大府市最大級の夏祭りです。両日とも16:30から交通規制が始まり、駅前ロータリーが歩行者天国に。17:00の開始と同時に太鼓演奏や至学館大学ヒップホップダンス部によるパフォーマンスが行われ、ロータリー盆踊りでムードが高まったところで、18:45から開会式が行われます。
19:00からは、誰でも参加できる盆踊りがスタート。浴衣姿の家族連れや友人同士のグループが踊りの輪に加わり、21:00の終了まで賑やかな雰囲気が続きます。大規模な盆踊りとたくさんの夜店、アトラクションが一体となった、大府の夏を象徴する2日間です。
| 開催日 | 2026年8月1日(土)・2日(日) |
| 時間 | 17:00~21:00(16:30交通規制開始) |
| 場所 | 大府駅前広場(JR大府駅東側ロータリー) |
| 入場料 | 無料 |
| 主催 | 大府夏まつり実行委員会 |
阿久比町の夏祭り
知多半島のほぼ中央、農業の町として栄えてきた阿久比町では、町内各地区で盆踊りが開催されるお盆の時期に、その総仕上げとなる大きな盆踊りイベントが行われます。町役場の芝生広場に多くの人が集まり、夏の締めくくりを楽しむ様子は阿久比町ならではの光景です。
あぐいふれあい盆踊りの夕べ

阿久比町では各地区で盆踊りが開催されますが、町内各地区での盆踊りの最後を締めくくるのが、この「あぐいふれあい盆踊りの夕べ」です。出店もあり、多くの方々が来場する町内最大の盆踊りイベントで、町内の商工業や農産物の紹介のほか、キャラクターショーや和太鼓、ダンスなど各団体によるアトラクションショーも盛りだくさんです。
例年、小学生までを対象にしたお菓子や竹うちわの無料配布が行われるほか、かき氷、冷やしパイン、みたらしだんごなどの夜店も多数出店します。会場周辺は大変混み合うため、公共交通機関の利用がおすすめです。毎年8月16日前後に開催される、阿久比町の夏を締めくくる恒例行事として定着しています。
| 開催時期 | 例年8月16日前後(2026年の正式日程は町公式サイトで要確認) |
| 場所 | 阿久比町役場芝生広場 |
| アクセス | 名鉄河和線「阿久比」駅から徒歩約5分 |
| 備考 | 雨天時は翌日に順延 |
知多市の夏祭り
知多木綿の産地として栄えた知多市岡田地区には、国の有形文化財に登録された建造物が4棟も建ち並ぶ、歴史ある街並みが今も残されています。夏には、この古い街並みをライトアップと七夕飾りで彩る、散策型のフェスティバルが開催されます。
岡田街並フェスティバル

JAあいち知多岡田支店前を中心に、竹笹を短冊や竹灯籠、ランタンなどで飾りつけてライトアップする、幻想的な夏祭りです。街並みには子どもたちが書いた短冊や吹き流しも飾られ、昼間とはまた違う趣のある夜の街歩きが楽しめます。地元の住民らでつくる岡田街並保存会と岡田コミュニティが主催し、知多木綿の特産地として栄えた岡田地区の歴史や景観を伝えようと、機織りが得意な織り姫にちなんで毎年七夕の時期に開かれています。
街並みを巡りながら建物モチーフのスタンプを集めるスタンプラリー(午前11時・午後2時の2回開催)や、ワークショップを中心としたマルシェ、キッチンカーによるグルメも充実。福祉会館内での七夕アコースティックライブ(12:00〜16:00)や、JAあいち知多岡田支店前での青空ライブ(19:30〜)など音楽企画も見どころです。浴衣のレンタル(なごやかサロンで800円、大人用・子供用あり)も用意されているため、着物を持っていない方でも気軽に浴衣姿で散策できます。
| 開催日 | 2026年7月4日(土)、5日(日) |
| 場所 | 知多市岡田地区(JAあいち知多岡田支店前ほか) |
| アクセス | 名鉄常滑線「朝倉」駅から知多バス岡田線「大門前」下車、徒歩約2分 |
| 浴衣レンタル | なごやかサロン(旧・知多貯蓄銀行)、800円(税込み) |
常滑市の夏祭り
やきものの街として知られる常滑市では、8月上旬から中旬にかけて地区ごとの夏祭りが行われます。屋台や盆踊りを中心とした、地元の人々による手作りの催しが特徴で、北部の榎戸地区と中央部の北条地区、それぞれの地域色を感じられる2つの夏祭りをご紹介します。
常滑北条夏祭り

第9回を迎える今年の「北条夏祭り」は、ボートレースとこなめの新駐車場を会場に開催されます。屋台に盆踊りと、子どもから大人まで楽しめる夏祭りは、地元の皆さんはもちろん、地域を問わずどなたでも参加できるのが魅力です。15:30からの縁日では、かき氷やアルコール、ソフトドリンクのほか、スーパーボールすくい、ヨーヨーつり、金魚すくいといった夏祭り定番の遊びが揃います。
18:00からは、北条区自慢のやぐらを囲んで「常滑音頭」などを踊る盆踊りがスタート。地元の方々が中心となって作り上げる、こぢんまりとしながらも温かみのある夏祭りです。駐車場やトイレも整っているため、車で訪れる方にも安心です。
| 開催日 | 2026年8月3日(日) |
| 時間 | 屋台15:30~20:30/盆踊り18:00~20:00 |
| 場所 | ボートレースとこなめ新駐車場(常滑市新開町4) |
| 駐車場 | ボートレースとこなめ西駐車場 |
| 問い合わせ | 080-6918-5761(北条区長) |
令和8年 暑い夏 熱い夏祭り IN 榎戸

鬼崎中学校を会場に開催される、榎戸地区の夏祭りです。会場には提灯が灯され、第1部(17:20〜18:00)では囃子保存会による演奏とダンスショーが行われ、夏祭りムードを盛り上げます。第2部(18:00〜20:00)には開会行事に続いて盆踊り大会が行われ、休憩中にもダンスショーが披露されるなど、飽きさせない構成になっています。
お楽しみ企画としては、ご当地アイドル「知多娘。」の出演をはじめ、キッチンカーの出店、子ども向けのあそびブース、地域の豪華景品が当たる福引きなどが用意されています。福引きは開会行事終了後から19:40まで実施予定で、予定人数を超えた場合は5等賞の景品との交換となる点は覚えておきたいポイントです。浴衣を着て踊るのはもちろん、ご家族やご友人と夏祭りの雰囲気を楽しむだけでも大歓迎の、地域に根ざした温かい夏祭りです。
| 開催日 | 2026年8月15日(土) |
| 時間 | 17:20~20:00(盆踊り大会は18:00~) |
| 場所 | 鬼崎中学校 |
| 料金 | 無料 |
| 駐車場 | 鬼崎中学校西駐車場、旧給食センター跡地 |
| 問い合わせ | 0569-77-6143(榎戸コミュニティセンター) |
半田市の夏祭り
山車祭りの街として知られる半田市では、8月上旬を中心に各地区で夏祭り・盆踊りが一斉に開催されます。春の山車祭りとはまた違った、夏ならではの盆踊りの形が見られるのも半田市の面白いところです。なかでも瑞穂区は、山車文化が根付く半田ならではの特徴的な盆踊りとして知られています。
瑞穂区民盆踊り大会
半田の山車文化が色濃く残る盆踊りで、夏用の山車「瑞宝車」が主役です。スタッフ(保存会)と区民(子どもも含む)が瑞宝車を町内で曳き廻し、盆踊り会場へと曳き込んでからは、山車をそのままやぐら代わりにして、その周りを囲むように踊ります。会場内ではスタッフによる夜店も実施され、山車を囲んでの盆踊りという、半田らしい光景が楽しめます。
半田市では毎年3月下旬から5月上旬にかけて各地区の神社を中心とした春祭りが開催されますが、瑞穂区の盆踊りは夏バージョンとも言える存在で、山車のまち半田ならではの風物詩として親しまれています。雨天の場合は中止となるため、天候情報をこまめにチェックしておくと安心です。
| 開催日 | 2026年8月1日(土) |
| 時間 | 19:00~21:00 |
| 場所 | 瑞穂記念館駐車場 |
| 備考 | 雨天中止 |
亀崎地区コミュニティ夏まつり
亀崎公園を会場に開催される、地域密着の夏祭りです。亀崎地区コミュニティ推進協議会が主催し、地元住民が中心となって運営する、こぢんまりとした夏の風物詩です。半田市内の他の地区の盆踊り大会と比べると規模は小さめですが、その分アットホームな雰囲気の中でゆったりと夏の夜を過ごせるのが魅力です。
亀崎地区といえば、5月に行われるユネスコ無形文化遺産の「亀崎潮干祭」が全国的にも有名ですが、夏のコミュニティ夏まつりはそれとは別の、地域住民のための身近な催しです。夜店や催しを楽しみながら、地元の人々との交流を深められる貴重な機会となっています。
| 開催日 | 2026年7月26日(日) |
| 時間 | 19:00~20:00 |
| 場所 | 亀崎公園 |
| 備考 | 雨天中止 |
武豊町の夏祭り・盆踊り
知多半島のほぼ中央、味噌・たまりの醸造文化で知られる武豊町では、8月下旬に町最大級の盆踊り・夜店イベントが開催されます。7月に開催される「大足蛇車まつり」とはまた違った、町全体で盛り上がる夏祭りです。
武豊町ふるさとまつり

中央公民館を会場に開催される、武豊町最大級の盆踊り・夜店イベントです。提灯を飾り付けた広場では、やぐらの太鼓を囲んで盆踊り大会が行われ、武豊ならではの音頭に合わせて踊りの輪が広がっていきます。22日(土曜)は18時からオープニングとしてイベントを予定しているほか、他にも楽しいイベントがたくさん用意されています。
竜宮ハウスでは、講堂内ブースでサメのたまご釣り、駐車場ブースでは夏まつりグルメが楽しめるなど、子ども連れでも飽きずに楽しめる工夫が随所に見られます。夏の素敵な思い出を作りたい方には特におすすめの2日間で、駐車場は保健センター・役場駐車場が利用できます。
| 開催日 | 2026年8月22日(土)・23日(日) |
| 時間 | 18:00~21:00 |
| 場所 | 中央公民館 |
| 駐車場 | 保健センター・役場駐車場 |
| 主催 | 武豊町ふるさとまつり実行委員会 |
美浜町の夏祭り
知多半島のほぼ中央、三河湾と伊勢湾の両方に面する美浜町では、河和港を舞台にした夏の風物詩が毎年多くの人で賑わいます。花火大会と合わせて開催される盆踊り・仮装大会は、地元の音頭と工夫を凝らした仮装が入り混じる、ユニークな夏祭りです。
河和港の盆踊りと仮装大会
河和港で開催される盆踊り大会に合わせて行われる仮装大会です。美浜音頭や河和音頭、その年ごとの定番ヒット曲に合わせて踊りの輪が広がるほか、仮装審査や賞品授与も行われ、子どもから大人まで工夫を凝らした仮装で盛り上がります。仮装をして参加するもよし、見て楽しむもよしと、参加のハードルが低いのも魅力です。
例年、花火大会前夜に盆踊りと仮装大会が行われ、審査結果発表・賞品授与のあとも盆踊りが再開されるという流れで、夜遅くまで賑わいが続きます。名鉄河和駅から徒歩約5分とアクセスも良く、電車での来場がおすすめです。
| 開催時期 | 例年8月中旬(2026年の正式日程は美浜町・河和区の発表で要確認) |
| 場所 | 河和港(美浜町河和北屋敷) |
| アクセス | 名鉄河和線「河和」駅から徒歩約5分 |
南知多町の夏祭り
知多半島の最南端に位置する南知多町では、タコの名産地として知られる日間賀島で、毎年8月にたこの供養と豊漁を祈願する伝統行事が行われます。島ならではの言い伝えと結びついた、他では見られない個性的な祭りです。
日間賀島たこ祭り
日間賀島には、かつて漁師の網に掛かった大タコが仏像をしっかり抱えていたという言い伝えが残っています。この仏像は島の東集落にある安楽寺に祭られ、「たこ阿弥陀」として島民に親しまれてきました。このような島の伝統を子どもたちに伝え続けていこうと始まったのが、この日間賀島たこ祭りです。
祭りは午前と夜の部に分かれており、午前の部はたこ供養を主とした祭りが中心です。地元の小学生による「たこ神輿」担ぎなどが行われ、島の伝統文化を次世代へとつなぐ大切な機会となっています。日間賀島は1時間ほどで一周できる小さな島のため、祭りの前後に島内をぶらりと散策してみるのもおすすめです。
| 開催日 | 2026年8月12日(水) |
| 場所 | 東浜海水浴場(サンライズビーチ)ほか(南知多町日間賀島字東側) |
| アクセス | 名鉄河和線「河和」駅から河和港へ徒歩約10分、河和港から高速船で日間賀島東港下船 |
| 駐車場 | 島内になし。師崎港に公共駐車場あり(193台/1時間100円) |
| 問い合わせ | 0569-68-2388(日間賀島観光案内所) |
知多半島の夏祭り・盆踊りで、地域ならではの夏を楽しんでみませんか
東海市の駅前盆踊りから南知多町の日間賀島まで、知多半島には花火大会以外にもたくさんの夏の風物詩があります。山車が曳き出される半田市の盆踊りや、竹灯籠に彩られる知多市岡田の街並みなど、地域ごとに個性豊かな魅力が詰まっているのが知多半島の夏祭りの面白さです。
お住まいの地域の祭りに参加するのはもちろん、少し足を延ばして知多半島の別の顔にも出会ってみてください。浴衣を着て盆踊りの輪に加わるもよし、屋台やキッチンカーのグルメを楽しみながらのんびり過ごすもよし。この夏は、知多半島ならではの夏祭りで、家族や友人と特別な夜を過ごしてみてはいかがでしょうか。




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